フィラリア

フィラリア

予防しなければ3夏で92%感染するといわれるフィラリア

フィラリアは寄生虫です

フィラリア

フィラリアは別名を犬糸状虫という虫です。
フィラリア成虫はそうめんそっくりの姿をしていてメスで長さ30センチにもなり、対象動物の心臓や肺動脈に寄生します。
寄生された動物は血液循環がうまくいかなくなったり呼吸が苦しくなったりし、肝臓や腎臓にも影響が及んで衰弱して死に至ります。
フィラリア成虫がほんの1〜2匹寄生しているだけでも咳などの症状を起こすほか、何十匹もが団子のように心臓に住みついてしまうと重篤な症状となります。

 犬糸状虫の名のとおり、犬への感染が圧倒的に多いのですが、猫やフェレットなどもフィラリアに感染する場合があります。

 

フィラリアに感染してしまったときの症状

フィラリア
フィラリアに感染してもしばらくは犬になんの症状も現れません。
多くは数年が経過してから症状が現れます。
症状が出てきたときにはすでに重症という場合が少なくありません。
運動をしたあとでもないのにハーハーと息が荒い、ゼーゼー言う、息が浅く速い、ときどき咳をするなどが症状の出始めです。
元気がない、散歩を嫌がる、散歩の途中で座り込む、ふらふらする、突然倒れるなども見られるようになります。
やがて、食欲不振、嘔吐、重度の貧血、寝てばかりいる、お腹に水がたまる、血尿を出すなど重篤になります。
そして、心臓、肺、肝臓、腎臓などが機能不全に陥り、苦しんだ末に犬は死亡します。
部分的な症状しか見ない飼い主さんはフィラリア感染だと思わないことも多く、もう歳だから弱ったのだとか、吠えてばかりいるせいで声が枯れたのだとか、大きな誤解をしている場合もあります。
高年齢になって呼吸がおかしいなと思ったらフィラリア感染を疑うべきです。

 

フィラリアに感染する仕組み

フィラリア成虫は犬の体内で幼虫(ミクロフィラリア)を産みます。
その犬の血を蚊が吸うと、蚊の体内でミクロフィラリアは成長し、感染能力のある幼虫に成長します。

感染能力のあるフィラリア幼虫を体内にもった蚊が犬を刺したとき、感染幼虫が蚊から犬の体内に入って感染が成立します。
犬の体内に入った感染幼虫は約3ヶ月間は皮下や筋肉の中で成長します。

そのあと静脈から血管に入って血液の流れに乗って心臓に向かい、感染から約半年後に心臓や肺動脈に住みついて成虫になります。
生殖機会を得たフィラリア成虫はそこでミクロフィラリアを産み、ミクロフィラリアは血液に乗って犬の全身を流れながら蚊に吸われる機会を待ちます。
このように、蚊と犬の体内を巡回しながら子孫を増やしているのが、フィラリアという虫なのです。

 

フィラリア症を予防するために

フィラリア症

毎月1回飲ませてあげる事で簡単に予防ができます。
蚊から感染した幼虫を、心臓へたどり着くまでの間に、完全に殺すことができる薬の投薬で、確実に予防できる安全な方法です。
飲み薬のタイプには錠剤・粉・チュアブルタイプがあります。

※投与期間については、獣医師にお尋ねください。

 

チュアブルタイプ

犬フィラリアだけでなく、お腹の虫も駆除します。

チュアブルタイプ

必要な期間、毎月1回投与すれば、犬フィラリア症を100%予防します。犬フィラリア症の予防だけでなく、お腹の虫(犬回虫・犬鉤虫)も同時に駆除します。

食べやすいソフトタイプのチュアブル剤です。ほとんどの愛犬が自ら進んで摂取するので、ストレスを感じることなく投与できます。