混合ワクチン(猫)

混合ワクチン(猫)

ワクチンのご案内

犬や猫には細菌性やウイルス性の様々な伝染病があります。これらの怖い病気から守ってくれるのが混合ワクチンです。
年1回の接種で発病を防ぐために必要な免疫が得られます。

混合ワクチン(猫)

猫白血病ウイルス感染症、猫免疫不全ウイルス感染症については、予防注射をする前に感染しているかどうかの検査をしますが、するしないにかかわらず、『うちの子は大丈夫かしら?』と不安をお持ちの方は検査だけでも受付けております。
採血して20分程度で結果が分かり、それに加えて肝機能・腎機能・血糖値等の検査も一緒にすることができます。
ご希望の方は遠慮なく声をかけてください。

※当院の混合ワクチン接種料金には、一般診療・便検査が含まれています。

 

ワクチンの種類

混合ワクチン3種 猫カリシウィルス感染症
猫ウィルス性鼻気管炎
猫汎白血球減少症
混合ワクチン6種 猫カリシウィルス感染症(2種)
猫ウィルス性鼻気管炎
猫汎白血球減少症
猫白血病ウィルス感染症
猫クラミジア感染症
猫エイズのワクチン 猫免疫不全ウイルス感染症

※各病名は下記の説明を参考にしてください。

 

病名

猫カリシウィルス感染症

この病気にかかる猫は非常に多く、風邪によく似たくしゃみ、鼻水、軽度の発熱などの症状を起こします。
口腔内に潰瘍、水泡がせきるのが特徴で、稀に急性結膜炎、鼻炎、一過性の発熱が見られる他、間接と筋肉の痛みから跛行(うまく歩けない)になることもあります。
また、子猫の場合は他の病気との合併症により症状が悪化し、死亡することもあります。
キャリアー(ウィルスを体内に持っている猫)から感染します。

 

猫ウィルス性鼻気管炎

風邪によく似たくしゃみ、鼻水、軽度の発熱などの症状の他角膜炎や結膜炎が見られ、重症になると死亡することもあります。
キャリアー(ウィルスを体内に持っている猫)からの感染にの他、空気中の微粒子、食器、寝具などからも感染します。

 

猫汎白血球減少症

子猫では食欲・元気消失、発熱、嘔吐、下痢などの症状が見られることもある死亡率の高い病気です。
妊娠中の母親が感染すると流産、異常産を起こすこともあります。
経過が速く、治療が困難なため、ワクチンによる予防が有効です。

 

猫白血病ウィルス感染症

白血病やリンパ腫、貧血、流産などを起こすほか、免疫力を弱めるため、他のいろいろな病気にかかりやすくなってしまいます。
一般的な症状は、体重減少、発熱、脱水、鼻水、下痢など。
感染した猫は80%が死亡するといわれています。
感染しても発病するまでは見た目は健康ですが、ウィルスを排泄し、他の猫へうつします。

 

猫免疫不全ウイルス感染症

ネコエイズウイルスに感染すると、外見からは判断することができない間も病気は
ゆっくりと確実に進行していきます。
免疫機能が低下すると、慢性で治りにくい口内炎や鼻炎、下痢などがみられ、さらに
進行すると著しい体重の減少(削痩)、貧血や悪性腫瘍がみられます。
健康な猫では感染しないような弱い病原体でも、ひどい症状になる場合があります。

 

ワクチン接種

 

  • 子猫には(9週齢以上)3〜4週間隔で2回。
  • 成猫には年1回の追加接種をお奨めします。