こんにちは(^-^)
先日、顔に白髪の増えてきたうちの犬を見て、歳をとったなぁ…と、しみじみと感じてしまいました(^_^;)
そこで今回は老齢の変化についてお話します♪
犬も歳をとるにつれ、だんだんと目が見えなくなり、耳も遠くなってきます。
高齢犬を飼われている方からは、「散歩中に側溝に落ちちゃって…」なんて話をよく聞きます。ちゃんと見えていれば当たり前に避けられますが、見えなければそれも出来ませんよね(+_+) 本人が見えない分、飼い主さんが気をつけてあげなくてはいけません。
寝ている時間も長くなり、呼びかけてもなかなか起きないことも多くなってきます。普段、車庫などの車の出入りがある場所にいるコであれば、車が入ってきたことに気づかず、そのまま轢かれてしまうこともあります。
場所を変える、サークルに入れるなど、できるだけ車から遠ざけるようにしましょう。
また、足腰の筋肉も衰え、疲れやすくなってきます。
散歩に行ってもすぐに座り込むようになった、なんてことはありませんか?
若い頃と同じようにはいかなくなってくるので、途中で疲れても無理なく帰ってこれるくらいの散歩コースを考えてみてはいかがでしょうか(^^♪
これからの時期だと気温も高くなりますので、朝夕の涼しい時間帯を選び、なるべく無理はさせないようにしましょう。
太っているコはその分足腰への負担が大きくなりますし、心臓にも負担がかかります。食事の量を調節して、ダイエットを心掛けてくださいね。
逆に、ご飯の量は変わらないのに、最近痩せてきたかな?というコ。
歳をとると栄養を吸収する力も衰えてきます。食欲があるのであれば、ご飯の量を増やしてあげてください。中にはボケてご飯をバカ食いしてしまうコがいます。そういったコは下痢をしてしまうこともあるので、量を増やす時は少しずつ増やしていくようにしましょう。
性格の面でも、多くのコが頑固でわがままになってきます。
「嫌なものは嫌!」とでも言うように、飼い主さんの言うことを聞かなくなったり、気に入らないことがあるとすぐに鳴きだすようになったりするかもしれません。
痴呆の症状が出てくると、昼夜逆転して夜鳴きをするようになるコもいます。ただ、夜鳴きをするからといって必ずしも痴呆だとは限りません。寂しくて鳴いているのかもしれないし、暑い・寒いなど、その場の環境に文句を言っているのかも。
歳をとるにつれ、免疫力・抵抗力も衰えて病気にかかりやすくなってきます。治療しても、やっぱり若いコと比べると回復も遅いです。混合ワクチンの接種など、予防できるものはしてあげましょう。
「なにかおかしいな」というのは、毎日そのコを見ているお家の方が一番気づいてあげられるかと思いますので、気になる事があれば、早め早めに病院に連れていらしてください(*^_^*)
トリマー 和田