みなさんこんにちは! 今回も犬の不思議行動について、2つお話しします。

 

<ウンチの前にグルグル廻ること>

 犬のウンチの仕草を見ると、私はいつも微笑ましくなります。

周囲をクンクン嗅ぎまくり、特定の場所を見つけるとグルグル廻ります。そして、後ろ足を前足に近付けて周囲を見回したり、飼い主さんの顔を申し訳なさそうに見ながら排泄します。

 だいたいのワンちゃん達は同じ仕草をしますよね?

人間は親からトイレを教えてもらって排泄を身につけますが、犬の場合は習性で、みんな同じ格好をします。

 

 犬のウンチ行為は、犬にとっては生理的本能の反面、周囲に対してとても無防備で不安な時なのです。そのために周囲をグルグル廻り、安全であることを確認しているのです。マーキング行為の一つとして、特定の場所を定めるということもあります。 

 

 

<飼い主さんにお尻をくっつけてくること>

 犬にとって「飼い主」は自分の親と同じくらいの信頼を持つといわれています。

 元々、野生動物も寝るときには、お尻をくっつけ合って寝ます。動物にとってお尻とは急所という認識をしています。

「ウンチの前にグルグル廻ること」でもお話ししましたが、犬にとってはウンチの時が、一番無防備といえます。

 なぜならば、急所のお尻を見せて身動きができない状態だからです。

犬がウンチをしている顔は、どことなく不安げで切なく、申し訳なさそうに飼い主さんをチョコチョコ見ています。これは、犬の気持ちの中で、不安を払拭するための行動か、もしくは「見ないでよー!」という気持ちなのか、様々な心理が動いています。

わたしの飼っているミニチュア・シュナウザーくんは、私の見ているところではウンチはしません。

 

・・・いなくなるとする・・・。

 

つまり、私がいるのが不安なのか、恥ずかしいのかわかりませんが、、、汗)

 

いずれにしても、不安の強弱が犬によって違ってきますが、その大切の部分がお尻という事です。

 

 余談が多くなりましたが、要するにお尻をくっつけてくる行動は

1、敵に急所を見せないようにする

2、いつでも逃げられたり、攻撃できる態勢を常に持っている

・・・ということです。一種の警戒本能というのが正しいのかもしれません。

皆さんもワンちゃん達の何気ない行動を見て観察してみてくださいね!!

 

 

トリマー  村井