みなさん、こんにちは!
カブトエビってご存知ですか?
カブトエビは恐竜時代からの古代生物で、カブトガニを縮小したような体をしています。
名前に「エビ」とついていますがエビ類ではなく、淡水性の原始的な小型甲殻類なのです。
この生き物の興味深いところは、単体で卵を生み増えるところです。(雌雄同体)
・・・そう!1匹しかいなくても繁殖可能なのです!!
卵は水がない状態でも生きられる特殊な構造になっていて、寒さや乾燥に強く何年も卵のままで生きられます。
このような卵を乾燥卵、または耐久卵と呼び、再び水に入れると2・3日で孵化します。
10年も経った卵から孵化した例もあるようです!!
カブトエビが恐竜時代から生き残れたのも耐久卵であるからですね!
日本国内では関東・中部地方以西の水田に広く分布・生息しています。
田んぼに水が張られた頃になると活動を始めます。
寿命は孵化してから約1ヶ月と短いです。
カブトエビは別名「草取り虫」と呼ばれ、水田の中の芽生えたばかりの雑草の根を掘り起こしてくれるので、除草剤を使わずに雑草を減らしてくれる無農薬栽培の友として注目されているそうです。
・・・田んぼでカブトエビを見たことがある人の話を聞くと、
「あーっ!カブトエビがこんなところにいるよー!・・・いる訳ないかぁ?」と驚いたことがあるようです(笑)
そんなカブトガニの飼育セットを手に入れたので、飼育を始めて観察していきたいと思います!!
トリマー 村井