毛球症
ウサギの毛球症というのは、毛づくろいで大量の毛を飲み込み、それが胃の中にたまり糞といっしょに出てこない状態のことです。
少量であれば糞といっしょに出てきますが、大量の毛を飲み込んでいる場合は出てこないで胃にたまります。胃にたまった毛は、たんぱく質によって固まっていき数センチのボール状の塊になりつまってしまいます。
胃に毛が詰まると食べ物を食べても流れないため、食欲や元気がなくなってきます。
他にも吐くような仕草をとったり、下痢をしたり、毛並みが悪くなってきたりします。そして、糞の大きさもダンダン小さくなっていき、最後には糞が出なくなります。そのまま放っておくと最悪の場合、数週間後に死んでしまいます。
うさぎは、猫と違って「吐く」ということができない動物なのでつまってしまった場合、手術でお腹を開け毛の塊を取り除く必要があります。
そんなことにならないように、日頃から繊維の多いペレットや牧草などを食べさせてください。そして、ブラッシングをして少しでも抜け毛を取るようにしてあげてください。特に換毛の時期は、こまめにブラッシングをしてあげるように心がけてください。
うさぎは、ストレスで毛繕いしたりもするのでストレスをためないように、運動させたり遊ぶ時間を増やしてあげてください。
お家の子の変化に気づいてあげられるように毎日触って「お腹が張っていないか」、「毛のつやは悪くないか」毎日のスキンシップの時に見てあげてくださいね。
トリマー 伊勢