2月に入って少しは暖かい日も増えてきましたね。
今年は大雪だったのでみなさん大変だったのではないですか?^^;
今日は耳の病気。“耳血腫”についてです。
耳血腫とは、耳を引っかいたり、激しく振ったりして起こります。“腫”という文字が付きますが、腫瘍ではありません。
外からの刺激や衝撃により耳の血管が切れ、内出血を起こし、軟骨と皮膚の結合が剥がされ、そこに血が溜まって耳が腫れてしまう病気です。耳にはたくさんの血管があり、アレルギー性皮膚炎やダニなどの痒みによって引っかいたりすることが主な原因です。
しかし、痒がっているからといって必ずしも耳血腫になるわけではありません。引っかいたり、頭を振ったりしている行為を放置することにより、耳血腫になる可能性がぐんっと高くなるのです(++;)
他にも稀ですが、遊んでいて耳をぶつけてしまったり、はさんでしまうなどでも耳血腫になることがあります。
外耳炎からの耳血腫は、まず外耳炎を治療しないと何度も繰り返すことがあります。早めに治療すれば耳血腫は予防できる病気です。耳の中が汚れていたり、赤くなっていたり、すごく痒がっている時は、その時点で病院に行きましょう。
看護師 古川