お家の柱や壁を爪研ぎにつかわれてしまってボロボロにされ、困ったということないですか?

私達には困ってしまうような行動でも猫にとっては理由がある大切な行為なんです。

猫の爪は堅い角質でできていて何層にもなっているので、表面の古い爪がとれ常に新しいとがった爪をしています。

お家で猫の爪の型のまま落ちているのを見て、爪が取れたとびっくりしたことないですか?

爪研ぎは、取れるべき古い爪をはがしてあげる役割をしていて外敵からすぐに身を守ったり、木に登ったりするためにしているんです。

前足の爪は、爪研ぎをするので爪がはがれますが後足って爪研ぎするの見たことないですよね?

後足の爪はどうするのかというと自分で噛んで古い爪をはがし取ります。他にも爪研ぎをすることで自分の縄張りを他の猫に知らせたり、ストレス解消のためにしています。

だけど、そのために自由に 爪研ぎをさせていたらお家の中がボロボロになってしまいますよね。

柱など傷つけさせる前に、爪研ぎするための場所は作ってあげましょう。ただし、「ここでお願い」と場所を作ってあげても人間の思うようにはいかない場合も多く、すでにお気に入りの場所を見つけてボロボロにしている場合は、そこに切ったダンボールを置き、カバーしてあげるといいですよ。

そして、猫は年をとると意外と爪の伸びが 早く、取れるべき厚い層もはがれにくくなるので爪はどんどん伸びる一方となってしまい、まるまってパットに刺さることや爪の先がじゅうたんやカーテンにひっかかった状態で肩や足を痛くしてしまうこともあります。

そんなことになる前に、お家で遊んであげている時にさりげなく爪をチェックしてみてください(^^)

トリマー  伊勢